読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

朝ぼらけタイガー

読んだ本のレビューが中心です。ランニングなどその他趣味の話も。NPOや自治体など「公益組織」向けのコンサルティングが本業です。元はwebディレクター。

follow us in feedly

レビュー:『マラソンは毎日走っても完走できない』ポイントは「つくる」「ほぐす」「維持する」

04:ランニング【for 東京マラソン2017】 11:書評 スポーツ

東京マラソンに向けてチャリティランナーとしてクラウドファンディングに挑戦中です。

 

挑戦を表明した日にさっそく購入したのがこちらの本。

 

 

マラソン指導の第一人者、小出監督がマラソントレーニングについて書いた本です。

 

トレーニングの裏の考え方は初心者もプロも変わらない

非常に幅広い対象に向けて書かれた本です。

 

これからランニングを始めるという方から、何度もレース経験があり記録更新を目指しているような方まで。

 

小出監督は言います。「マラソントレーニングの基本的な考え方は初心者もプロも変わらない」と。

 

基本的な考え方とは、

  • 走るための体つくり(特に脚つくり)が大切である
  • 体つくりのために計画的にトレーニングを行うことが必要である
  • 作った体を本番で活かすためのコンディショニングとレース運び

などに集約されます。

 

中心となるのはいずれも体つくりですね。

 

マラソンの体つくりのポイントは「つくる」「ほぐす」「維持する」

体つくりのためにはトレーニングをしなくてはなりません。

 

本書のタイトルは『マラソンは毎日走っても完走できない』ですが、計画なくやたらと走ってもトレーニングにはならないということです。

 

まず必要なのは「負荷をかける」ということ。全力で走ったり、距離を走ったりして脚と心肺機能を追い込んでいくことが必要です。インターバル走やビルドアップ走など負荷をかけるための具体的なトレーニング法も紹介されます。

 

そして負荷をかけた後には体を「ほぐす」ことが大切。ゆっくりジョギングの日を適度にいれると疲労が取れやすいそうです。

 

そして最後のポイントであり、私が最もなるほどなと思ったのが「維持する」ということ。せっかく負荷をかけ鍛えた脚や心肺機能も適度に刺激を入れ続けなければ簡単に元にもどってしまいます。プロのランナーでも2週間練習しなければあっという間に衰えてしまうし1ヶ月も経てば「ただの人」になってしまうというのは印象的でした。

 

トレーニング計画を立てる上では以上のことを意識しながら、週に取れる練習時間にバランスよく負荷をかける日、ほぐす日、刺激を入れて維持する日を配置していくという考え方になります。とても分かりやすいですし、自分の生活に合わせて自分で簡単に考えることができます。

 

自分なりにとにかく楽しく走る

自分に合わせた計画を作る、という話が出ましたが、個人にあわせるというのは小出監督の考え方の基本になっているようです。

 

Qちゃんや有森選手を始め小出監督が育てた有名選手のエピソードもたくさん出てくるのですが、一人ひとりに合わせたメニュー、状況に合わせた対応など本当に柔軟に対応しているのだなと感心しました。

 

また、走るフォームを気にする必要はない、という点もなるほどなと思いました。走っているうちに体は自然と走りやすいフォームに最適化されてくるので無理に意識しすぎて逆におかしくなってしまうより楽しく走ることが重要とのことです。

 

トレーニングの他、フォームやシューズなど道具選びといった細かなところまでプロ選手の考え方の裏にある大切な基本を噛み砕いて解説してくれるので、この本を読んでいると走りたくなります。それも、上達するためのトレーニングというものが楽しみになるのです。

 

私はジョギングの習慣を10年程持っています。フルマラソンも一度完走経験があり、今回が2回目の挑戦になるのですが、1度目のマラソンはかなりきつく、再挑戦したいとかタイム更新をしたいという想いはほとんど持っていませんでした。普段のジョギングも気分転換や健康維持のためという側面が強かったです。

 

早く走るとかより長く距離を走れるようになるには苦しく頑張らないといけないというイメージがあったのですが、この本を読んでトレーニングに対する意識はかなり前向きになりました。ただの完走ではなく自己ベスト更新を目標にしてみても良いかなと思い始めたぐらいです。

 

来年2月末の東京マラソンまでがんばってみようと思います。

 

そしてなんといっても色々言いましたが、まずはクラウドファンディングを成功させなければスタートラインにも立てません。

 

私と、寄付先の活動の先にいる子どもたちへの応援をどうぞ宜しくお願い致します。

 

www.runwithheart.jp

 

クラウドファンディングについては以下の記事をご覧ください

 

22minutes.hatenablog.com